金融危機から

最近、アメリカから端を発した金融危機のせいで、全世界は不安感に襲われているようです。何の貯金もない貧乏人の私は、余り実感していませんが、先日新聞のある記事に視線を引き寄せられました。その記事によると、今、アメリカのマンション価格は大幅に下落しているそうです。もしこのことが事実だったら、いつ北京のマンション価格も下落するかというのは、私の関心ごとです。
今、「竜沢」で借りたアパートに住んでいます。「竜沢」は北京の西北側にあり、環状5号線と6号線の間です。郊外の郊外にあるといっても過言ではないですが、このあたりのマンション価格は平米1万2千元ぐらいです。すなわち、80平米のマンションを購入すすなら、90万元ぐらいかかります。ここから北京マンション価格の高騰ぶりを垣間見ることができると思いますが、マンションの購入は月給4000元前後の新卒にとって、とても手が届かないのです。ここ数日、政府は不倒産取引関連税の引き下げ政策などを打ち出しましたが、それはすずめの涙しかと私の目に映っていませんが……
                   宗可麗より