社会調査初体験

jeisbeijing2007-07-23

先週「ものみ山自然観察会」へ調査に行ってきた。楽しかった!
温かく迎えていただいたのは代表の曽我部様でした。穏やかで親しみやすいお母さんです。
山口駅で待ち合わせた後、海上の森まではちょっと距離があるし、日差しも強いし、若い女性だから日焼けしたら大変だと思ったでしょうか、彼女のご主人様は私たちを海上の森のふもとの所まで送ってくれた。本当に親切なご夫婦だなと実感した。
初対面ながら、少しも緊張しなかった。インタビューも順調でした。予想外だった。私たちは海上の森を歩きながら、話していた。遠足みたい。途中で何人かに出会った。中には鳥の出現を狙うカメラマンがいれば、純粋なハイキングをする人もいる。人々の楽しそうな顔を見て、やはり付近の人にとって、海上の森が残られて、良かったなあ〜と。
一つエピソードがある。途中で、細い道を横断している一匹の緑の虫を発見した。私は何気なしに、「ほら、見て!緑の虫です。名前はなんと言いますか。」と曽我部様に聞いた。気づかなかった曽我部様は私の指したところを見て、嬉しそうに答えてくれた。それに、「早く這わないと潰されるよ」といいながら、その虫を枝で近くの木の葉に乗せてあげた。虫を自分の子供のようにやさしく扱う曽我部様にびっくりした。虫は葉を食べるので、潰されるべきだろうと思っていたが、すると、曽我部様はその考え方が大間違いだ言った後次のように説明してくれた。なぜかというと虫は葉を食べるが、でもこの虫をえさとする鳥がいる。もしこの虫がなくなると、その鳥もなくなる。自然の中の物がみんなつながっているからだ。さすがに「ものみ自然観察会」の代表だ!
感想としては、本を読むのが重要だけど、調査することも大事だという点。実際調査すると、「あれ、思ったのとずいぶん違うなあ〜。」と私が切々と実感したからだ。
ちなみに、「海上の森」は2005年愛知万博の会場予定地であったが、「ものみ山自然観察会」などのような自然保護団体の粘り強い反対運動のお陰で、会場エリアは650haから0.65haまで縮小され、開発から免れた。
(馮淑芹feng shu qin)