西遊記」をご覧になったことがある方が多分まだ孫悟空如来と賭けをして腕比べをしたという面白い話を鮮明に覚えていると思う。如来の手のひらから飛び出せたら、勝ちという賭けに自信満々の孫悟空が絶対勝つと思って、彼が思った天のはてにある五本の山の上に「孫大聖到此一遊」と正々堂々と書いた。この話は多分中国人の人々に非常に馴染み深くて、むしろ中国人に強い影響を与えたかもしらないが、昔からある中国人の観光客がいつもどこかの観光地で自分の名前を入れて「某某到此一遊」と:”サイン”する。
 
 何でそんなきれいな風景に殺風景のいわゆるサインをしたのか、私はその「某某到此一遊」を見るたびに、頭に来る。あるとき、本当にその平気に自分の名前を私たち共有の財産更に世界文化遺産に刻む人に知ってもらいたいと思う。「某某到此一遊」のサインが観光地に永遠に残っているみたいが、その風景にどれだけの傷と恥をつけるか、本人自身にもどれだけ人の嫌いを招いたかをわからないものか。
 でも、人々の自然環境への配慮と保護意識がどんどん高くなってきた今の中国でそのサインの例が非常に少ないと信じている。孫悟空の真似をしてどこかでサインをするという悪い習慣がこれからきっと捨てられるとも信じている。
 ところで、この間万里の長城を登ったときに起こった一つの事を思い出した。私は何千年の歴史があって、宇宙から地球の唯一確認できる人類の偉大な創作ー万里の長城の城壁の上にたくさんの中国人の名前を見た。気持ちが重くなりつつ、上に登り続けた。でも、その時こそ、非常に皮肉なシーンを目撃した。それは外国人の方のサインだ。びっくりしたというか、皮肉に思ってはたまらないというか、気持ちがものすごく落お込んだ。一体どうしてだか、その非常に悪いある中国人の習慣が外国人の方にも移ってしまった。
 ここで、全然外国人の方への軽蔑とか、悪口とかをするつもりはない。ただ、その美しいものを国籍を忘れて地球村に一緒に住んでいる村民の感じで大事にしてもらいたいと思う。私たちの人類の共有の宝物の前に、国境とか、国籍とかは一切ないと思う。もちろん、一番その美しさに近い私たちの中国人は反省しべきで、世界から来た友達にいい手本をしなければならない。
 「地球村」はもっともっと美しくなるように心から祈る。
                               投稿:李煥雨より